支援先ハイチの現地リーダーである、センティル・ラゲルさん
(IAH:イニシアティブ・アゲインスト・ハンガー 代表)が来日し、
8/11~8/18に都内で開催されたビジョン心理学インターナショナルトレーニングと
その後の理事とのミーティングに参加しました。
ビジョン心理学インターナショナルトレーニングは、
こころのビタミン研究所の母体であるビジョンダイナミックス研究所が主催しています。
日頃、現地のリーダーとして活動しているセンティルさんですが、
参加者と交流し、つながりや絆を深めながら
ご自身のこころに向き合い、意欲をもって取り組む姿はとても印象的でした。
トレーニングの期間中には、こころのビタミン研究所の活動についてご紹介し、
ハイチの活動についてはセンティルさんからプレゼンテーションがありました。
センティルさんの新しいビジョンである職業訓練校についても、建設中の写真とともにご紹介し、
ハイチの現状と訓練校の必要性について、日頃から支援してくださる皆さまへの感謝とともにお伝えしました。
ハイチでは、多くの人が豊かな暮らしを求めて国外に出ていってしまいます。
男性たちの多くは仕事がなく、青少年たちは仕事につながる専門的な職業訓練を受ける機会がありません。
そのため、多くの人々が国外に流出し、ハイチ国内では技師や教師、医師などあらゆる分野の専門家が不足して国が発展しない一因と考えられています。
センティルさんは、この問題を解決し、ハイチの若者が未来への希望と自国への誇りをもてるように、またハイチの貧困を解消するために、現在運営する医療保健センターの敷地内に若者のための職業訓練校を建設し、仕事につながる専門的技術を教えることを新たなビジョンとして掲げ、6月末に基礎工事を開始しました。
こころのビタミン研究所では、この職業訓練校についても、全面的に支援していくことを決め、サポートしています。
生徒は50名の予定で、配管、電気工事、コンピューター、左官工事などの専門的技術を、各学科6か月のコースで教えます。2019年春頃の完成を目指して、現在工事を進めています。
参加者からの質問に答えるセンティル
セミナー終了後は、こころのビタミン研究所の理事とミーティングをしました。
ミーティングでは、職業訓練校については今後のスケジュールを、医療保健センターについては今期に必要な項目をそれぞれ確認し、センティルが肌で感じているハイチ国内の課題等も含めて話し合いました。
センティルさんは8/21(火)に出国し、経由地であるダラスに無事到着したとのことです。
センティルさんのビジョンを共有し、こころのビタミン研究所のビジョンである
「こころの飢餓」と「からだの飢餓」をなくして真に幸福で平和な世界を実現するため、
今後も活動してまいります。
皆さまからのあたたかいご支援に感謝いたします。